まず”模倣”から。

夏休みも残り1週間となり、ワークなどの問題集系の課題はほとんどの生徒が終了した様子です。そして、逆にほとんどの生徒が困っているのが”作文”。テーマはたくさん与えてくれていますが、どれを選んでどのように書けば良いのか、誰も教えてくれませんもんね。問題集のように答があるわけでもなく。たかだか1000文字程度の作文を書くにしても、苦手な子にとっては地獄のような宿題であることは間違いありません。塾長も作文や感想文は大嫌いでした。だから、いつも誰か他の人の作品を参考に文章を書くようにしていたのを覚えています。”参考”ですよ。”パクリ”や”コピペ”ではありません。”模倣”と言った方が教育的には良いでしょうか。【模倣】(もほう)・他のものをまねること。似せること。・他者の行動と同様・同類の行動をとること。・幼児の学習過程、社会的流行などがこのかたちをとる。とにかく、いきなりまともな文章が書けるわけはないのですから、作文が苦手なのであれば、まずは他人の良作品を”模倣”するところからスタートしてみてはどうかと思います。小保方さんの論文のコピペが話題になったり、大学の小論文の課題がどの学生もまったく同じ文章だったり、小学生の絵画や作文のコンテスト入選作が実は保護者の作品だったり、とにかく、他人のものを写すなんてとんでもない!ということだけが世間一般で話題になりますので、真面目な子は特に、自分だけでなんとか解決しようとします。でも、自分の技術を上げようと思ったら、まずはお手本になるものを探してその模倣から入るというのは当然で、理にかなっていると思いませんか。語彙や文章の構成などの基礎的な技術力がついているから、その後の応用が利くわけで、それが全くないのに、いきなりまともな文章をかけるはずがないのです。作文指導に関しては、学校でももっと良質な文章の”模倣”を推奨すべきでしょう。最初の頃は、”コピペ”となんら変わりないかもしれませんが、そのうちにオリジナリティーが出てくるものだと思います。読書感想文なんて、同じ本を読んだ人の感想文をいくつも読ませて、その中から自分が共感したことなどをピックアップさせるところからスタートしたら良いのです。そういうステップを踏まさないで、いきなり”書け!”と言うから、結局は、完全”コピペ”で内容もまったく読まずに、一行間違えて写しているのに気が付かなかったりする子が出てくるんですよ。まあ、幸いまだ1週間もあります。まずは、書こうと思ったテーマで書かれている他人の文章を読んでみるところから始めましょう。いくつの文章を読む時間と、それを参考に多少アレンジする時間も十分あります。それで良いのです。自分の中のハードルを高く設定し過ぎると、結局、完走できずに途中棄権であとは”コピペ”になっちゃいますよ。作文力の個人差はあると思いますが、どのレベルにおいても、他人の良質な文を参考にすることはけっして悪いことではないのです。特に作文が苦手な人は、まず”模倣”から始めましょう。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
↓こちらへもどうぞ!「岡山人ブログ」岡山の素敵なブログが満載http://okayamajinblog.com/個別学習のセルモ 竜操教室のホームページはこちらhttp://selmo-ryuso.com/

0コメント

  • 1000 / 1000