原則は大切ですが

原則禁止しておいて、それを見て見ぬふりするのであれば、それは大きな問題と思います。最初から禁止しなければ良いのでは？・・・というのは、携帯・スマホのルールについてですよ。公立の小中学校は原則持ち込み禁止。そして岡山のローカルルールですけど、夜9時になったら親に預ける。そういう原則だけ決めておきながら、結局は、あからさまに見て見ぬふりです。これでは”規範意識”が育つどころか、逆にルールなんて守る必要は無いということを植え付けているようなものです。ルールを一旦決めておいて、それなのにそれを守らないでも何の不利益も無いという経験を、わざわざ積ませることはないと思うのです。そういう経験が積み重なれば、法律でダメだと決まっていても、たとえば万引きだって、自分の周りで皆がちょこちょことやっていれば、そんなもん守る必要は無い・・・って思うようになるかもしれないじゃないですか。そういえば、関東のどこかの高校で集団万引きが発覚して問題になっていましたけど、あれだってそんな延長線上ではないかと思うのです。今朝の山陽新聞の社会面。左側には、「スマホ持ち込んでも厳しくとがめない、学校現場の模索」という記事が出ていました。中学校の実情が書かれていましたが、結局スマホを取り上げてトラブルになるぐらいなら、見て見ぬふりをしてスムーズに学校運営をしたいという先生方の気持ちはとても良くわかります。退学処分などの強制力を発揮できる高校と違って、どうにか学校へ来てもらわないといけない中学校ですから、仕方がないところもあると思います。でも、現場がこんな状況で、学校へのスマホの持ち込み禁止すら徹底できないのに、夜9時には親に預けましょうというルール設定に意味があるのかどうか・・・そんなことを決められても、結局、ルールを守る必要は無いという経験を子供たちに積ませるだけじゃないかと思います。規範意識が育つとは到底思えません。一方、同じ社会面の右側には、「少年非行率、岡山3年連続ワースト」という記事があります。その記事の中で、岡山県警のコメントとして、「子供たちに規範意識の向上を呼び掛ける」と書いてあります。矛盾ですね。ルールは皆が守ってこそ価値があるのであって、守らなくても見て見ぬふりなら、そもそもそんなレベルのルールなんて最初から無い方が良いのでは？と塾長は思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ！とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック！

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