計算問題をしっかり。

中学生の1学期の数学はどの学年も計算問題中心です。5月に入って、やや複雑な計算も出てくるようになりました。計算に慣れていない生徒は、複雑な計算になればなるほど、計算を細かく分けていきます。まずここやって、次にこれやって、それからこうする。計算式の中にある一つの演算を、わざわざ別のところに抜き出して計算します。手順通りにやっていれば間違いはないはずなのですが、その抜き出した計算の答を再び集めるときに符号を間違います。小学校の計算では、符号という概念が無かったので、このように計算をバラバラにして、後でまとめても大丈夫だったのです。ところが中学校では、符号がありますので、自分がどこからどこまでの計算を抜き出して計算しているのかを意識していないと、見事に間違えます。本来は、途中式はずらずらと続けて書くのが良いのですが、計算が苦手な生徒ほど、計算したいところだけを書いて、あとは放っておくので、複雑な式になればなるほど、自分が何をやっていたのかがわからなくなってしまうのです。もちろん、不必要な途中式は書かなくても良いと思います。計算が得意な生徒というのは、無駄な途中式を書きません。スピードと正確性を考えて、途中式を書いた方が良いのか、省いた方が良いのか、それを自分なりに考えて実行できる生徒は、計算が得意です。計算が不得意な生徒も、同様に途中式を書かないのですが、こちらの場合は、必要か不必要かを考えているわけではなく、書くのが面倒か面倒でないのかで判断しています。ここが問題なのです。数学の基本はまず四則計算が自信を持ってできるようになること。解き方のわかっている計算問題を100問解いたとしても1問も計算ミスはしない！という自信が持てるかどうか。その自信があることが、応用問題に立ち向かうモチベーションを養います。そのために、今はしっかり計算演習を積ませなければと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ！とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック！

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