この時期・・・いつも思うこと。
受験生である3年生は、普段の授業用のワークと、それに加えて復習用のいわゆる”厚物”と呼ばれる問題集の提出指示が各教科で出されていて大変です。成績の良い子は、提出スケジュールも自分で把握しているし、それに沿って計画的に課題を進めることができるし、そもそも問題を解くのにそれほど苦労しないし・・・ということで、そんなにめちゃくちゃ大変というわけはありませんが、それでも結構な量の課題です。当然、成績の良くない子にとっては、提出スケジュール?なにそれ?(提出時期を把握していない)そもそも、”厚物”ってなに?”ワーク”ってどれ?(課題そのものを把握していない)ワークの答(時には現物)が無くなった!誰か貸して!(必要な物をすぐになくす)提出前日になってLINEで提出の存在に気が付いて答の丸写しを始めるけれど、物理的に時間が足りない・・・真面目に問題を解こうとしたけれど、さっぱりわからない・・・さらに、せっかくやったのに、提出日に持って行くのを忘れた・・・という提出物アルアルの状態で、どうにもなりません。因数分解の意味がわかるとか、平方根の計算ができるようになるとか、そんな細かなことは実際の社会に出たらどうでも良いと塾長は思うのですが、こうした作業指示に対する要領の悪さだけはなんとかしておかなければいけないと思います。要領の良さと成績の良さは、かなり相関しているとは思いますが、必ず一致しているわけではありません。成績はひどいけれど、要領は良さそうだと思う子も居れば、その逆の子だって居ます。でも、中学校の成績レベルであれば、ほぼ一致していることが多いというのが正直な感想です。ともかく、もし塾長が経営者であれば、自社に採用したいと思うのは要領の良い子です。現状を分析して、問題点を整理して、目標を定めたら、それに向かって計画的に改善を進められる子です。そして、どうやればいかに楽をして最大の効果を上げられるかを常に考えている子です。あ・・・どうやれば目先で楽をできるか?じゃないですよ。大事なのはどうやればできるだけ苦労をしないで長期的かつ最終的に最大の効果を上げられるか?です。それを考えながら仕事をできる子を雇いたいと思います。社会に出て、自分で飯を食っていけるようになるには、まずそこができないとダメだろうと塾長は考えます。だから、課題などの作業指示に対して要領良くそれをこなすことは、学生のうちに身に付けておかなければいけない絶対的な能力のひとつだと思うのです。そりゃあ因数分解や平方根も教えますけどね。そんな戦術的なことをいくらやったとしても、これから先社会に出ていくにあたってどう考えてどう行動しないといけないのかという戦略的なところを教えてあげないと、意味がないと思うのです。他人に言われたことを何も考えずにただこなすだけでは、どこからも必要とされないでしょう。今の勉強がわからないというのは、突き詰めると、自分の将来にあるそういう大きなところが見えていないからだと思います。自分の行動に、なぜ今これをやらなければいけないのか?という疑問が無いか、あるいはその答を自分で探していないことが一番の問題なのです。できるだけ、自分で考え自分で行動し、自分の行動に自分で責任を持てる、そういう子を育てたいと思います。具体的にどうすれば良いのかという答はまだよくわかりませんが、そういう戦略的課題から逃げて、戦術的な所だけを考えていても仕方ないと思っています。多くの生徒が自分の先々のことについて初めて真面目に考え始めるこの時期。いろんな意味で重要です。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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