字が汚い!だけではない

テストが返却されると、その返却答案を見せてもらうことにしています。どういう問題ができていて、どういう問題でできていないのか。解答用紙の記入の仕方や間違いの種類などをその後の指導に活かすためです。それを見て、もったいないなあと思うのが、字が汚くて×にされている生徒。できているのに、読めないから×。あるいは、数学でよくあるのは、自分の途中式の符合や数字を読み間違えて×。テストで、そういう字の汚さが原因の間違いは、しっかり追及します。実は、普段から字が汚い生徒が、いつも間違いばかりするとは限りません。結構成績の良い生徒でも、普段のノートやワーク、途中式などの字はぐちゃぐちゃな場合もあります。要するに、普段の字がきれいか汚いかだけが、直接テストでの間違いにつながっているわけではないと塾長は考えています。メリハリというか、TPOに合せるというか、字が汚くても成績の良い生徒は、その生徒なりに必要なところをしっかり押さえることができているのです。だから、日常的に、単に字が汚いという理由だけでの注意はしません。もちろん字はきれいな方が良いに決まっています。できるなら、常にきれいな字でかけるようにした方が良いでしょう。だからと言って、単にきれいな字を書くようにしなさい!と注意しても、簡単に改善されるものではありませんし、多少改善されたとしても、ミスは減らないだろうと思います。大事なのは、なぜ字をきれいに書かないとダメなのか、字が汚いとどういう不利益があるのかを理解することです。中学生ぐらいになると、すでに本人は自分の字が汚いことを認識した上で、開き直っている場合が多いです。これまでもいろんな人から、字が汚いから丁寧に書きなさい!って言われ続けていますから、今さら注意しても右から左です。難しい年頃ですから、言えば言うほど意固地になる子だって居ます。だから、指摘するのはテストの答案のみ。この字はあなた以外は読めないので、読めるように書きなさい!この字はあなた自身が間違えて読むようなひどい字なので、直しなさい!実際の自分の答案で、字の汚さでどういう不利益があったのかを具体的にかつシンプルに示してやることが一番と思います。高校の数学になると、途中式をノートに1ページぐらい書いて、やっと正解にたどりつくような問題が結構あります。そういう問題を早く正確に解こうと思ったら、わざわざ他人が指摘しなくても字は必然的に丁寧になっていくものです。目的があるから手順を考えて改善しようとするのであって、目的もわからないのに手順を教えても、素直で従順な子以外は上手くいきません。これは”字”のことだけじゃないですから。どうして今それをやらないといけないのか、できるだけ説明して理解させてから指導をしていかなければと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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