年利って何ですか?

小学5年生がちょうど割合を習っているのですが、実は中学生になっても、高校生になっても、割合がよくわかっていない生徒が多いのにびっくりします。今日も高校2年生に、30%OFFとか、30%増の意味と計算を説明することになりました。彼らは消費税が8%ということも知ってますし、何か物を買ったらちょっとだけ余分に税金を取られることも知ってますけど、それを正確に計算する方法を知らないのです。知らないというと言い過ぎで、すぐには計算できないと言った方が良いのかもしれませんが、どちらにしても割合計算ができないまま大人になってしまう人も相当数居るのだということが、こういう仕事を始めて初めて認識できました。要するに、以前の会社で飲食店経営をしていて、原価率がどうの、人件費率がどうのと社員たちを会議で詰めていても、皆、なんとなくしか意識できていないのですね。これって、大げさな話ではないですよ。いつも学テを見るときに、割合の問題がどの程度正解できているのかに注目しているのですが、小学6年生で40%、中学生でも問題によって40~60%の正解率しかないのです。中学生の頭の中では、3%ぐらいは「ほんのちょっと」、10%ぐらいが「ちょっと」、50%だと「半分」、90%だと「ほとんど」、100%だと「全部」ぐらいの、ざくっとした感覚しか考えられていないので、いざ正確な計算をしようとすると、計算式そのものが浮かばないというような状態です。高2の問題では、毎年20万円ずつ積み立てて、年利が5%だったら、7年後には複利でいくらになっているか?とか、A円を年利Rで借りた時、N回の均等払で返済すると1回の返済額はいくらになるか?というような問題で、要するに数列の応用問題なのですが、数列を応用する以前に問題の意味と年利の意味がわからないのだそうです。数列のΣの意味を知らなくても社会で生きていくのに困らないと思いますが、少なくともお金の計算の仕組みぐらいは理解しておかないとダメでしょう。そんなんで、ギャンブルしたり、消費者金融を利用したら大損するで!(・o・)・・・と思うので、今日のように実用的な問題が出てくると、いつも以上に指導に熱が入ってしまう塾長なのでした。英語や数学の勉強をするのは当たり前として、さらにプログラミングなんて言い出しているこの頃ですけど、そんなことより、やっぱり”生活とお金”みたいな授業をしっかりやっとくべきじゃないんですかね。どう思います?ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
↓こちらへもどうぞ!「岡山人ブログ」岡山の素敵なブログが満載http://okayamajinblog.com/個別学習のセルモ 竜操教室のホームページはこちらhttp://selmo-ryuso.com/

0コメント

  • 1000 / 1000