アナログ？デジタル？

教材屋さんへ行って、新しい教科書に準拠した問題集を発注してきました。ついでにいろんな教材を物色です。今時ですから、ITを駆使した新教材が出てきても良さそうなものですが、そこはまだまだの様子です。一般顧客向けの参考書や問題集にはそういうのがちらほら出て来てますけどね。教材屋さんの営業の方にその点を聞くと、「ネット経由で解説、指導となると、塾の本来業務と重なるところが出てくるので、そこに教材会社が踏み込むというのはちょっと抵抗があるのでは？」というようなお話をされていました。「アルバイト講師や映像授業主体のフランチャイズ塾が増えていく中、保護者の方がどこにお金を払うのかというと、そこはアナログの人的指導力の部分であって、そこが今後の差別化じゃないですか？塾の存在価値はどこにあるのかということになりますよ。」とのこと。確かにその通りだなぁ・・と思います。どこを見ても同じような塾ばかりの中で、人対人、高レベルな人的指導力で成績を伸ばしていくことのできる塾があれば、今まで以上に支持されるのは当然でしょう。ただ一方で、ほとんど全員がスマホを手にしている、デジタルネイティブな今の世代への指導が、ずっとずっと昔ながらのアナログ指導のみというわけにもいかないと思います。学校現場でもそうですが、ITを使用した教育と、今までのアナログな指導法が、なんとなく敵対関係にあるのはもったいないことだと思います。お互いのデメリットを補完しながら、お互いにメリットを伸ばしていければ良いわけですから。IT教材が日々進化していく中、研究を怠らず、そのベストバランスを考え続けることが大切です。セルモも年々、日々、その教務内容を進化していかなければと思います。本年度より漢検を当教室で受験していただけるようになりました。塾生以外の一般の方の申し込みも歓迎いたします。次回は6月19日（日）です。

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