先生、これわかりません!現象
問題を解いていてわからない問題にぶつかった時。先生、これわかりません!っていうのは、とても便利な言葉です。先生が丁寧に説明してくれますしね。それをノートに書いちゃえば、提出課題もその場で埋められますしね。おっ、こいつ質問してくるなんて、ちょっとはやる気が出たかな?って先生にも好印象だし。おまけに、自分は何もしなくていいし、何も考えなくて良いし・・・(←これ大事です。)良いことずくめなんですよ。でも、これにはひとつだけ問題があって、もう一度同じ問題をやれと言われても、できないことが多いんです。もしも入試で点数を取ることが目標だとすれば、こんなやり方ではまったく対応できません。いや、ちゃんと自分で考えて、知っている知識を総動員して、さらに教科書やノートを調べてみて、答と解説を読んでみたんだけど、どうしてもわからない・・・という状況で、先生、これわかりません!となったとしたら、先生の説明ですっきり理解できるようになるかもしれません。でも、学校の授業中は寝てるか内職してるし、だから先生の説明も全然聞いていないし、しかも問題演習は真面目に取り組んでいないし・・・そんな状態で、テスト前になって急に「先生、わかりません!」って言ったってね~・・・そりゃ、わかんなくなるに決まってるでしょう。そこまでひどくなくても、結構、小さいころから学習環境の良い中で育ってきたような真面目な子にも、この「先生、これわかりません!」現象は多いように思います。少しでもわからないところがあったら、そこで思考を停止して、あとは誰かに任せてしまう癖になっているのです。たとえば個別指導の塾や家庭教師で先生と1:1の学習環境に慣れていると、自分で考えるより目の前の先生に説明させた方が簡単ですから、自分で汗をかくのではなく、安易に他人に聞くようになっても仕方がありません。極端な話・・・先生、この○○○って単語、どういう意味でしたっけ?とか。先生、△△の公式って、どうでしたっけ?とか。先生、◆◆って、どういう意味の熟語ですか?とか。それを調べるのはあなたの仕事でしょ?というレベルの質問を、簡単に先生にふってきます。まるで、CMでやってる、”OKグーグル・・・”みたいな。こういう、何も考えていない質問が問題なんです。こんな簡単な問題だけのことじゃありません。問題そのものは難しくても、質問する前に、もっと自分で調べられることや考えられることがあるでしょ?ということが多いのですよ。そして、さらに問題なのは、その安易な質問が、勉強をする目的から言えば根本的に間違っているということに本人たちがまったく気付いていないということですよ。保護者の方の中にも、「わからなければ、ずぐに先生に聞くのよ!」って指導している方も居るぐらいですから、先生に質問することイコール勉強をすることだと信じて疑わなくなっています。だから、もし先生側がこの根本的に間違った質問を邪険に扱おうものなら、すぐに、「あの先生は何も教えてくれない。」とか。「教えるのが仕事だろ?」とか。「冷たい。」とか。「教え方が下手でわかりにくい。」とか。そういう評判につながりかねない、微妙な問題でもあるのです。塾側もそういう悪評には敏感ですから、結局そんな根本的に間違っている質問に対しても、手取り足取り、優しく丁寧に指導するようになっていくじゃないですか。そういう目的をはき違えた優しい指導が、さらに生徒たちの「先生、これわかりません!」現象を招いていくという悪循環なんですよ。困ったものです。ともかく、上記のような理由で、塾長はそういう根本的に間違った質問は特に邪険に扱いますから。(^_^)/まあ、うちの塾生たちはすでに慣れていると思いますけどね。勉強は自分でやるものです。絶対にその根本を忘れてはいけないのです。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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