【竜操教室 塾長日記】半分こって、いつもやってるやろ!

いつも思うことですが、算数・数学と日常生活が全然結びついていません。


計算問題の途中で、例えば114を2で割らないといけない場面になったとき、ひっ算で解こうとするんですよ。


そりゃ、ひっ算をしたかったらすれば良いですけどね。


ひっ算を始めた生徒に問いかけます。


「あのさ、114円をお小遣いでもらって、お兄ちゃんと山分け、半分こしたら、いくらもらえる?」


えっと、57円!


即答ですよ。


お小遣い、つまりお金を山分けするイメージを頭の中ですれば、突然暗算ができるんです。


だったら、ひっ算なんかしないで、暗算しなさい!ってことです。


2桁や3桁の数を2で割る計算なんて、ひっ算する方が危険です。


簡単な計算なのに、なんでもかんでもひっ算をする生徒というのは、実は日常生活で自分がいかに暗算をこなしているかに気が付いていません。


日常の様々な場面で計算をしなければいけない場面に遭遇して、それを普通にこなしてきているのに、なぜか同じ計算を授業中に出されるとできないんですよ。


ひっ算で解かないとダメだと思い込んでるんでしょうか。


困ったものです。

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