【竜操教室 塾長日記】なぜ自学メインの指導になっていくのかというと・・・
何かを習得しようと思ったら、できなくてもできなくても、できるようになるまで何度でも繰り返しやるのが基本だと思います。
だから、効率の面だけで言うと、単位時間あたりに何回解き直し、つまりトライ&エラーができるかということの勝負なような気がします。
事実、成績上位層の生徒の学習スタイルを見ていると、とにかくワークなどのページを進めるスピードが速いと思います。
成績下位層の生徒と比べると、その差ははっきりしています。
もちろん、問題のレベルと生徒のレベルのバランスもあるので、上位層の生徒にとって簡単な問題でも下位層にとってはそうではないということはあるでしょう。
でも、仮にそうしたハンデを取り除いたとしても、おそらくそのスピードには大きな違いがあると思います。
成績上位層の生徒は、問題と向き合った時に、その場でしかも自力で解けるかどうかに固執していません。
できなければ、答を見るし、先生に聞くし、そうでなければその場は飛ばしておいて後からなんとかするという癖がついています。
下位層の生徒は、その場のみをなんとかしようとしますから、わからない問題をじっくり考えこんで結局時間を浪費した上に、他の問題も含めて何も学習が前に進まないということがよくあります。
表面上の差、日々の差がはっきりわかるぐらい開いているので、これを毎日、毎月、毎年と続けていくと、とてつもない差につながってしまうのです。
これは、学校や塾での授業中ではなくて、家庭学習や自習時の、自分だけで勉強をしているときの差ですから、誰かが注意して指導してあげないと、本人だけでは絶対に気が付きません。
そこが大問題なのだと塾長は思います。
だから、塾ではどちらかというと自習時の指導に力を入れることになるのです。
自然な流れと思います。
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