【竜操教室 塾長日記】え?そこもなのか?
世の中では、どの程度の割合だと「多数派」って言うんでしょう。
無意識に、自分が所属している側を「多数派」と決めつけて、それを「常識」と決めつけることを止めなければと思います。
「常識」は疑ってかかるもの。
塾や学校の指導場面でも、「これぐらい常識やろ?」「これぐらい知ってるよね?」と言いつつも、実は知らない、常識になっていない生徒が少なからず存在していることを意識しなければいけないと思います。
今日、授業の終了後に、高校生から「正の数って何ですか?」って質問されました。
ガーンって、頭を後ろから殴られたような衝撃です。
だって、少なくともそれを知らない生徒が授業を聞いているって前提では、説明していなかったから。
勝手に、そんなもん常識やろ!って切り捨てていたわけで・・・
いや、そんなことすらまったく頭に無いまま授業を進行していたことに反省です。
思い直して、「正はプラス、負はマイナスだよ」と説明したら、まるで初めて聞いたかのように、「そういうことか~」って納得してましたが・・・
何年同じことを教えていても、奥が深い。
だから教えることは面白いのかもしれません。
気づきを与えてくれる質問に感謝しなければと思います。
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