【竜操教室 塾長日記】問題を解くためには、前提となる基本的知識が不可欠なのです。

勉強は、覚えるべきものを覚えないと始まりません。


基本的な用語、基本的な公式や定理、基本的な解法、基本的な単語、基本的な文法。


勉強をしていれば、「基本的な〇〇」というのは山ほど出てきます。


それらは基本的であるがゆえに、その時点で知識として頭の中に入っていなければどうしようもないものばかりです。


単純化してしまえば、そうした基本的な知識を知らないのに、問題が解けるはずがないのです。


問題が解けないのは、その問題を解くために必要な基本的知識が足りないからなので、それを覚える、暗記する、身に付ける努力をすることこそが勉強なんですよね。


例えば、半径3cmの円の面積を求めなさい!と言われてすぐに解けるのは、公式を知っているからです。


もし公式を知らなかったら、とても難しい問題でしょ?


どうやってやります?


もしも公式無しで解きなさいというのであれば、「わかりません!」って放り投げるのも仕方無いと思いますけどね。


でも、公式を知らないだけなら、答と解説を見て公式を覚えれば簡単に解けるんです。


場合によっては、半径って何? 円って何ですか? 面積って何のこと?って人もいるでしょう。


そういう人は、ひとつずつ用語を確認していくところからやり直せば、やはり解けるはず。


知らなければ、答を見るなり、解説を見るなり、他人に聞くなりすればいいんです。


その上でもう一度解き直してみれば良いだけのこと。


問題を解くためには、必要な基本的知識をできるだけ増やしていくことが必須なのです。


それが勉強をするということ。


その努力は一切やらないで、公式も解き方も、なんなら用語の意味すら知らないまま、自力で円の面積を出そうとしているのが、勉強ができない人の典型例とも言えます。


普段の勉強は、そんなに難しいこと(つまりは公式も知らないのに円の面積を出す方法を見つけるような無理なこと)を要求しているわけではありません。


わからないことを考え続けることに時間をかけるのではなくで、わからないことがわかるようになるための知識を身に付けることに時間をかけるように意識して欲しいと思います。

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