【竜操教室 塾長日記】こんなこと、いつまで続けられる

給付金や助成金関連でインタビューに答えてる街の声を聞いてると、普通の給与所得者の人たちの多くは、自営業者や経営者の感覚は理解できていないのだろうなぁと思います。

普段給与をもらっている人は、全部無くなっても被害はそこまでで、もし３０万円の給与が支給されないとしても、３０万円の損害しかないのですが・・・

同じように月に３０万円を稼ぐ自営業者の場合、もしかすると３００万円の売上に対して経費を２７０万円かけているかもしれません。

その場合、売上がゼロになってしまうと、損害は利益分の３０万円どころではなく、１００万も２００万もの固定費のマイナスが毎月続くことになります。

そんなことが１か月も２か月も続いたら、もう夜逃げするしかありません。

家賃を払って、設備を投資して商売をするということは、そういうこと。

そこの切迫感が、毎月毎月決まったお金を給与としてもらっている人たちには今一つ伝わってないのだろうと思います。

実際、小規模の飲食店などの多くは、どこもそういう状況に陥っているのではないかと心配しています。

助成金も様々検討されていますが・・・

今回の給付金は１０万円を１億２０００万人に配ると、単純計算で１２兆円かかります。

一部の死ぬか生きるかの人たちにとっては１０万や３０万もらったってというレベルなのに、それこそ不要不急のお金になる人たちはおそらくその何十倍もたくさんいるでしょう。

とにかく、困っていない人も一律にもらえるこのお金は、絶対にすぐに使わないといけないお金、そう思います。

ただ、こんなこと、いったいいつまで続けられるの？