【竜操教室 塾長日記】そりゃ、時間が経てば忘れるに決まってる。
人間は忘れていく生き物・・・の続きですけれど。
なんでそんな話を思いついたかと言うと、年末年始を越えたからです。
2週間ぶりに通常授業に来る生徒たちの「もの忘れ」が特に酷い。
せっかく毎回頑張って覚えた英単語をすっかり忘れています。
数学の基本的な問題の解き方だって、まるでその問題を初めて見たかのような反応です。
そんなんだったら、何にもしてないのと同じやんか・・・とも思いますが、ただ、実際はそんなことはありません。
1度覚えてしまったことは、たとえ忘れたとしても、思い出すのにそれほど手間がかかりません。
単語にしても、数学の解法にしても、1度完全に覚えていたのなら、ちょっときっかけがあったり、ヒントがあればすぐに思い出すことができます。
だから、やったことがすべて無駄になってしまうということは絶対にありません。
でも・・・
結局はテストで出題された時に思い出せるかどうかで評価が決まるのですから、その時に思い出せなければ、何もしていないのと同じになってしまうのです。
そうならないようにするには、まずは時間がかかっても、大変でも、1度完全にできるようにすることはもちろん必要で、その上でさらに、忘れてしまう前にチェックをすることが同じくらい大切ってこと。
勉強は、できないことをできるようにすることと言いますが、実はそれと同じくらい、できていたことを忘れないようにすることも大切なんですよね~。
どんどん忘れていくのは前提条件ですから。
どちらもおろそかにはできません。
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