【竜操教室 塾長日記】1か月なんてあっと言う間。
中学3年生は、この期末テストが終わると次の年明けの自己診断テストまで約1か月テストがありません。
ここまで9月からずっとテスト続きでしたから、ある意味目前のテストの対処療法しかできなかったのですが、ここでやっと別のことができます。
ただ、別のことって言っても・・・
1か月というのは長いようで短い期間。
塾の通常授業の時間だけ考えれば、せいぜい10~15時間しかないんですよ。
もし、この10時間をすべて単語の暗記にかけたとして、何個新たに覚えられますかね?
数学の弱点単元を鍛えるとして、果たして何単元を克服できるでしょうか?
理科や社会の用語の暗記にしても同様に。
物理的にできることとできないことは、はっきり認識しておいた方が良いと思うのです。
入試に向けて準備をするべき中学3年間で学んできた内容は、それこそ膨大な量です。
それをちょっと本気出しただけでなんとかできるんだたら誰も苦労しません。
今まで何もしてなかったとしたら、これから毎日徹夜で何時間も勉強したからといっても、おそらくどうにもなりません。
どんなに効率的に勉強したとしても、一定量の成果を上げるためにはやはり最低限の勉強時間が必要なんです。
その最低限は、数時間、数十時間レベルでは済まないでしょう。
そういう意識がまだまだ弱いのです。
ちょっと本気出して、ちゃちゃっとやればなんとかなるって思っている限り、なんともならないのです。
学校の授業もそうですし、休み時間や放課後の使い方もそうですし、塾の時間はもちろん塾以外の時間の使い方もそうですが、それが本当に、今までの3年間の膨大な勉強料を取り戻す意識で使われているのかどうかをここでもう一度考えてみて欲しいと思います。
1か月なんてあっという間ですからね。
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