【竜操教室 塾長日記】テストで思うように点数が伸びないあなた。
「リスク管理」と「危機管理」を意識していますか。
「リスク管理」と「危機管理」、似たような言葉ですが意味は微妙に違うようです。
「リスク管理」とは、「これから起こる可能性のある危機・危険に備えておくための活動」。
「危機管理」とは、「すでに起こってしまったトラブルに関して、事態がそれ以上悪化しないように状況を管理すること」。
テストで数学の問題を解く時にも、この「リスク管理」と「危機管理」がとても大切です。
計算ミスを防ぐために途中式を丁寧に書いたり、読みやすい字ではっきりと書いたり、勘違いをしないように問題文をしっかりと読み込んだり、そういうミス防止策が「リスク管理」です。
一方で、実際にミスをしてしまったり、間違えてしまったときに、そこからどうやって立て直すかの部分が「危機管理」。
特に、ミスをしたことや間違えてしまったことに気づかないまま、そのままテストを終えてしまうことは絶対に防がなければいけません。
ミスを起こさないように注意していても、事故は必ず起きるものです。
そもそも心構えとして、ミスは必ず起きる!ということを前提にテストに臨むようにしなければいけません。
常に確かめ算をしながら計算を進めていくことも大事だし、たとえ答にたどりついたとしても、他の考え方は無いのか、他の考え方でも同じ答になるのか、そういうチェックをすることも大事です。
そして、もしミスの発生を見つけたら、どこまでさかのぼって問題をやり直せば良いのか、まったく白紙に戻さなければいけないのか、それとも途中からで良いのか、そういう判断を瞬時にする能力も身に付けておかなければいけないと思います。
テスト慣れをしているというのは、結局そういうところの話なので・・・
定期テストや模試はもちろん、普段の小テストだって、常に「リスク管理」と「危機管理」の意識を持って臨んでいなければ、能力は上がってきませんよ!
勉強だけしていればテストで結果を残せるというわけではないのです。
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