【竜操教室 塾長日記】この絶望感は・・・
返却されたばかりの3年生の中間テスト。
今年は、入塾時からもともと英語が厳しい生徒が多いのですが、今回の中間テストはさらに厳しかったようで・・・
聞く点数、聞く点数が、定期テストなのに20点代、10点代。
頭を抱えます。
これを見た保護者の方からも、英語をなんとかして欲しい!という声を何件かいただきました。
実際には、「英語を」ではなくて、「英語も」ってことですけれど。
点数増に即効性のある教科を優先していると、どうしても英語の学習が後回しになってしまう時期というのがあるのですが、ご要望がある以上、そうとばかりも言ってられません。
ただ今回の英語、平均点は50点そこそこなのですが、分布表を見るとびっくりです。
なんと、0~19点のところに80人以上も居ます。(学年は300人)
平均点が50点そこそこなのに、50点前後の人数は少ないのです。
要するに、平均点付近を谷間にして、きれいにフタコブラクダのような分布になっているということ。
そして、その2つのコブの格差はどうしようもなく大きいってことを改めて認識させられます。
短期間で下のコブから上のコブのすそ野まで行くのも至難の業です。
英語は単元別に攻めれる教科ではありません。
3年生の問題を解きたかったら、ここまでの2年間以上分をコツコツ積み上げないと結果にはつながりません。
ところが、そのコツコツとした積み上げが必要な生徒ほど勉強に時間をかけることをせず、上のコブに居る生徒ほどさらに勉強時間を積み増すのですから、格差は広がるばかり。
これはもう本当に物理的にどうしようもない問題と思います。
来月の定期テストは「関係代名詞」「現在分詞と過去分詞」の範囲だというのに、「PLAYのLはRじゃないよ!」とか、「bとdはいつになったら区別がつくの?」ってところから教えないといけないこの絶望感。
全国の塾の先生は共感してくれると思うんですけどね。
本当は、当事者にまず共感してもらわないといけないのですが・・・
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