【竜操教室 塾長日記】考えているつもりで何も考えていない。

テスト前の自主勉強を見ていると、

「なんでそんな非効率的な方法で勉強をしているの？」

という場面に何度も出くわします。

それを少しずつ修正指導していくわけですが・・・

今までずっとやってきたことを変えるのって、大変です。

もう小学校からずっとそのやり方でやってきていたら、それが当たり前だって思ってますからね。

違うよ！と言われてもおそらくピンとこないだろうし。

それに、今までと同じことをやる方が、何かを変えるより断然楽。

何も考えなくても体が自然に動きますから、自分ではさくさく勉強が進んでいる・・・ような気になります。

ただ、その「何も考えなくても」というところが、勉強をする上では一番問題なのです。

教科書や問題集の「問題を考えること」だけが勉強ではありません。

それだけでは、「何も考えていない」のと変わりません。

それよりも大切にしたいのは、どうやれば勉強が効率的にできるか、どうやれば自分の身につくのか、を考えて修正していくこと。

そこが足りないんですよ。

だから、勉強しているつもりでも実際には勉強になっていない。

そこに気がつけるか、気づかせてあげられるかの勝負と思います。