【竜操教室 塾長日記】夏休みの宿題は必要無いと言い切るのは止めて欲しい件

宿題は必要なのか、必要でないのか。


そういう議論を、子供の前でするのはぜひ止めて欲しいと思います。


先日もテレビを見ていたら、ニュースのコメンテーター(つまり真面目そうで、頭が良さそうな人)が、


「夏休みの宿題って必要なんですかね? 子供にはもっと伸び伸びといろんな体験をさせるべき」


なんてことを平然と言うんですよ。


宿題を無くすなら無くすでも別に構わないと思いますが、それには反対の人もまだまだたくさん居るでしょう?


異論反論がある中では極力避けて欲しい話題です。


公共性の高いテレビのニュース番組で大人がそんなことを言いだしたら、それを聞いた子供たちにどういう影響を与えるか。


むしろ、宿題をちゃんとやらないといけないような意識の低い子ほど、


「ほら、やっぱり宿題なんて無駄でしょ?」


「無駄だから、やらなくても良いや。」


という風に、自分に都合の良いようにしか解釈しなくなるでしょう。


宿題の中には、確かに、無駄じゃないかな?というものもあると思いますが、そんなことを言いだしたら、学校で学ぶすべての内容がその対象になりはしませんか?


面倒そうなもので、将来役に立たなそうなものはすべて「無駄」の一言で切り捨てて、今やりたいことだけ、今興味のあることだけをやれば良いのでしょうか?


世の中、面倒なことや無駄なことをすべて避けて生きていければ良いのでしょうが、実際にはなかなかそうはいきません。


だから学校の勉強や宿題って、その時は無駄だと思ったとしても、世の中に出ていくためにも必要だと思いますけどね。


(もちろん、どうせ出す宿題なら、できるだけ無駄にならないように考えるのは先生の責任なのは間違いありません。)

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