【竜操教室 塾長日記】その自習のやり方、おかしくないですか?

うちは、授業とは別に自習する時間については無料なんです。


まあ、授業だって自習のようなものと言えばそんなもの。


別に長々と講義をしているわけでもなく、横にピタッとついて一から十まで指導をしているわけではありません。


基本的には本人が自分で勉強をしていくのを見守るというスタイルです。


ぞれでずーっと10年もやってると、実は自習の様子をチェックするのはとても大切だということがよくわかってきました。


例えば学校の宿題を普段どのようにこなしているのかを見てみると、実は、とんでもなく非効率的なやり方をしていることがよくあります。


よく考えると、学校の先生からは、ただ「宿題をやってきなさい!」とは言われるけど、細かなやり方まで具体的に指示されることは稀です。


だから、どうやってその問題集を終わらせるのかについては、小さいころからほとんど本人任せになっています。


問題の解き方、順番、答合わせのやり方、解説の読み方、間違えた問題の対処などなど。


先生や保護者の方も、「真面目にやりなさい!」という指示はしても、「こうやってやりなさい!」という具体的かつ効率的な指示までされていることはとても少ないと思います。


ちゃんと指示していたとしても、せいぜい小学校まででしょう。


結果として、中学生や高校生になってしまうと、真面目にやってはいるけど、恐ろしく非効率的という自習スタイルを確立してしまうことになるのです。(そもそも真面目にやらないというのはここでは除外します。)


客観的に見たらおかしいことでも、自習を客観的に見てもらう機会が無ければそのままになってしまいます。


だからこそ、うちは自習をさせてその様子を見守る時間も、とても大切にしているのです。


長い目で見たら、特に中学生や高校生になると、塾や学校以外で自分ひとりで勉強する時間もかなり長いですから、そこを効率化することはとても大事なことです。


目的に沿った効率的な自習になっているかどうか、ぜひチェックしてみて欲しいと思います。

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