【竜操教室 塾長日記】テスト問題を作るのは学校の先生です。

先生!ワークがもう終わったんで、対策プリントください!


まだテストまで1週間もある状態でこう言えるようになったらまずまずです。


ですが、


ワークを一通り解いたからと言って、テストで点が取れると思ったら甘いのです。


だから、対策プリントくれ!って言ってるんじゃん、ってことですが、対策プリントは塾の教材を使って作ることが多いです。


でも、テストの問題を作る先生は、塾の問題集の存在を知りません。


じゃあ学校の先生はどこから問題を引っ張ってくるかと言うと、それはまず教科書、そして学校のワーク、さらに授業で使ったプリントなどからでしょ?


ということは、学校の先生が知らない問題集の問題をやるよりも、学校の教材をやったほうが良いと思いませんか?


学校の先生が問題を作るんだから、学校の授業で使った教材や、宿題に出た教材から出題するのが当たり前です。


そもそも、ひとつの教材を一通り解いただけでは何にも力になっていません。


だから、いろんな教材をバラバラと解くよりは、同じ教材を何回もやり込むことのほうが大切なのです。


1回目は手も足も出なかった発展問題でも、まったく同じ問題なら2回目、3回目には解けるようになっているかもしれませんし・・・。


要するに、塾に対策プリントを求める前に、まずは自分で学校の教材の解きなおしを2回、3回とやれるようになってほしいということです。


それがテスト勉強の基本ですから。


まあ、塾の存在意義の問題もあるので、頼まれればそれなりの対策はしますが、あくまで自分で考えて自分で進めることを意識するようにお願いします。

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