【竜操教室 塾長日記】みんな、結構嫌がるのですが、やらないわけにはいきません。

この時期、中学校の授業はほとんど進みません。

進んだとしても、数学は計算問題中心の比較的易しい内容なので、学校の授業をちゃんと聞いて、課題をちゃんとやっていれば、それほど困ることはありません。

だからこそ、この時期は時間をしっかりとって、英語の語彙力の強化をしています。

まあ、要するに単語をひたすら覚えてもらうわけです。

中学校の英語なんて、ほとんど語彙の勝負です。

文法なんて、語彙がしっかりしてくれば、あとからなんとでもなります。

実際、

「これはペンですか？」

なんて文章を英語で書くのは、誰でもできるんです。

ところが、

「これはカメですか？」

そう言われると書けなくなる。

あるいは、

「私は先生になりたい。」

なら書けるけど、

「私は大工になりたい。」

ってなると書けないわけで・・・。

文法は１回説明したら理解できるけど、単語は１回説明しただけでは書けません。

学校の定期テストが選択問題や並べ替え問題ばかりなら対応できるのですが、全文英訳のような書かされる問題なると、とたんに何もできなくなるのは、語彙が圧倒的に足りないから。

自己診断テストや入試問題などの長文に対応できないのも、単語や熟語などの基本的な語彙が足りていないからなのです。

単語を覚えていくのは、とてもとても地道で面倒で、面白くもなんともない作業の積み重ねですが、それをやらずして、英語の成績を上げていくことなどできません。

家で自分でやってくれれば何の問題も無いんですが、それができないから塾があるわけで・・・

この時期になんとか、少しでも語彙力の底上げをしておきたいと思います。