【竜操教室 塾長日記】答を見ながら解くということ。

課題のワークを学習しているとき、わからない問題を見つめたまま固まってしまう生徒が居ます。


あとちょっと考えれば答えられそうとか、もうちょっとで思い出せる・・・というのなら、それでも良いでしょう。


でも、まったく聞いたことの無い話や、全然思い出せない用語、あるいは解き方の方針すら浮かばないのに、じっと問題を見つめていても何も解決しません。


だから、そういう状態を見つけたら、「あきらめて答を見なさい!」と言います。


え?答見ていいんですか?


そういう反応をする生徒は、まだまだ勉強のやり方がわかっていないと思います。


極端な話ですが、答は横に置いておいて、困ったらすぐに参考にしながら問題を解き進めるべきものとも思います。


そう言うと、今度は答をただ丸写しするだけになってしまう生徒も多くて、やはり勉強のやり方を勘違いしているのです。


要するに答に関して、「まったく見ない」か「丸写しする」の二者択一しかありません。


そうではなくて、うまく答と解説を利用しながら進めていくことができれば、効率よく勉強することができるのです。


「答を見ろ!」と言っているだけで、「丸写ししろ!」なんて一言も言ってません。


答を見るのは、次に同じ問題を自力で解くため。


課題を終わらせることのみが目的ではないのです。


そこを理解させ、より効率の良い学習スタイルが身についていってくれればと思います。

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