【竜操教室 塾長日記】まったく、もったいない話です

中学生の春休みの宿題冊子を見てみると、あちこちにQRコードが印刷されています。


解説動画や追加の類題など、出版社さんが理解を深めてもらうために工夫を凝らしているのだと思います。


しかし残念ながら、ほとんどの中学生はそれらにまったく興味を示しません。


せっかくのサポートも、実際にはほとんど活用されていないのが現状です。


同じことは、教科書や資料集に掲載されているQRコードにも言えます。


これらを日常的に使いこなしている生徒や指導者は、いったいどれほどいるのでしょうか。


出版社側には閲覧数のデータがあるはずなので、実際の利用率をぜひ知りたいところです。


そもそも出版社自身が、QRコードを使ったデジタルコンテンツの充実に本気で取り組み切れていないことも、普及が進まない大きな要因のように感じます。


文科省の方針はデジタル化へ向かっていますが、現場からは賛否が分かれていますし、読売新聞などはデジタル化に否定的な記事を多く掲載しています。


この流れを見ると、もしかするとアナログ回帰の可能性すらあるのかもしれません。


これは、電気自動車とエンジン車の関係にも似ています。


出版社も、どちらに軸足を置くべきか決めきれず、及び腰で、結果として中途半端なデジタルコンテンツが放置されている――そんな印象を受けます。


本当にもったいない話です。


やるならやるで、もっと本気で取り組めば、せっかくのコンテンツをより効率的に活用できるはずです。


この状態を、いったいいつまで続けるつもりなのでしょうか。

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