【竜操教室 塾長日記】朝練廃止? なるほど、“やる気のある人を減らす改革”ですね。

岡山市が来年度から朝練を全面廃止するそうです。


理由は「生徒の健康のため」だと説明されています。


……ああ、そうですか。


では、これまでの朝練は健康を害してもよかったということなのでしょうか。


朝練が睡眠不足や朝食欠食につながるという指摘は、昨日今日に始まった話ではありません。


それを長年放置してきた側が、急に「健康が大事です」と言い出す。


この手の“急な善人アピール”は、どうしても説得力が薄く感じられます。


ところが、報道をよく読むと本音もきちんと書かれています。


朝練は教員の長時間労働の原因になっている


部活動の地域移行の流れに合わせたい


つまり、生徒のためというより、制度のため・大人のためなのです。


もちろん、働き方改革が必要なのは理解しますし、地域移行も避けられない流れでしょう。


ただ、であれば最初から正直に


「教員の働き方改革のために朝練をやめます」


と言えばよいのです。


しかし、それを言うと批判される可能性がある。


だから、とりあえず“生徒のため”を前に置いておく。


行政発表ではよく見る光景です。


そして、この決定で最も割を食うのは誰でしょうか。


それは、朝練でしか練習時間を確保できなかった生徒と、部活動に情熱を注いできた教員です。


やる気のある人の活動を、やる気のない人に合わせて制限する。


これほど教育的でないメッセージがあるでしょうか。


頑張るほど損をする


意欲を出すと迷惑扱いされる


平均に合わせておけば安全


こうして、また一つ「出る杭を打つ教育」が完成していきます。


「生徒のため」と言いながら、実際には


“意欲のある人を減らすための改革”


になっているように見えるのは、私だけでしょうか。

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