【竜操教室 塾長日記】面倒!という前に。
できないことを、できるようになるまで繰り返す。
これこそが勉強の本質です。
このことを知らないまま中学生や高校生になってしまうと、修正するのがとても難しくなります。
だからこそ、できれば小学生の段階から「できないことを、できるようになるまでやる」習慣を身につけておく必要があると思います。
小中学校では、「漢字(単語)を10回書いてこい!」といった宿題が出されることがあります。
その宿題をどう受け止め、どう自分の中で昇華するかが、とても大切です。
何も考えずにただ書くだけでは、意味がありません。
「面倒だからやらない」も、もちろんだめ。
「なんて無駄なんだろう…」と思うだけでも、やはりだめです。
10回書けと言われた漢字(単語)が、すでに習得済みなのか、そうでないのかを考えることが重要です。
もし習得できているのであれば、「無駄だな…」と思うのも、ある意味仕方ないでしょう。
しかし、習得できていないのであれば、習得できるまで書かなければ意味がありません。
そのためには、10回どころか、100回書く必要があるかもしれないのです。
塾長は、そういったことまで考えて行動できる生徒が、どれくらいいるのかをとても心配しています。
多くの生徒が、「言われたからやる」「怒られるからやる」「面倒だからやらない」といった判断基準しか持てなくなっているように感じるからです。
勉強とは、「できないことを、できるようにする」ことが最大の目的です。
その意識がないまま、いくら長時間机に向かっていても、成果が出るはずがないのですけどね。
そのことに早く気づいて、考え方を修正してほしいと思います。
手遅れになる前に。
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