【竜操教室 塾長日記】テストなおしは面倒ですか?
テストが返却されたら、テストなおしの宿題が出るのが普通になってきました。
テストなおしなんて、自分が勉強できるようになろう、点数を上げてやろうと思っているのなら、誰かからやらされるまでもなく、自分で自発的にやるもののはず。
勉強ができないことをできるようにすることだと理解しているなら、当たり前なんですよ。
逆にそこが理解できていないのであれば、テストなおしの宿題を出したからと言っても、何の役にも立ちません。
やれ!と言われるからやるだけで、ただの面倒な作業でしかありません。
だからこそ、大切なのは「テストなおしをやらせること」ではなく、「なぜそれをやるのか」を伝えることです。
宿題だからやる、ではなく、自分の理解の穴を埋めるためにやる。
その意識があるかどうかで、同じ作業でも得られるものはまるで違います。
実際、テストなおしを通して「なんで間違えたのか」「どうすれば次は解けるのか」を自分の言葉で説明できるようになる生徒は、確実に伸びていきます。
逆に、赤で正解を書き写すだけの直しでは、何も変わりません。
テストなおしはやらされるものではなく、自分のために使う時間。
その価値を伝え続けることが、塾長の役割です。
「面倒な作業」から「自分の成長のチャンス」へと意識を転換させることが、学びの質を大きく変えるのです。
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