【竜操教室 塾長日記】入試って、もちろん範囲表はありません。

入試って、出題範囲は無いのですよ。


今までに習った内容すべてが出題範囲。


1年生の時に習った内容だって、いや、場合によっては小学校で習ったことだって、当たり前に出題されるのです。


ところが、学校の定期テストでは、範囲はせいぜい1か月か2か月の授業分です。


最近は定期テストも見直しが進んできていて、もっと短い単位の小テストを頻繁に行って成績に加味するという方向性ですね。


休み明けの課題テストも、夏休み以外は無くなってしまいましたし、


要するに、範囲の広いテスト、範囲表の無いテストに対処する経験というものが圧倒的に不足しているのです。


入試というのは、今までの長い長い人生で学んできたことを、どれだけ自分の能力の中、記憶の中に残してきたかを問われるところですから、今まで、その場限りの勉強しかしてこなかった人は大変ですよ。


せっかく覚えたこと、せっかくできるようになったことを簡単に忘れてしまうようでは困ります。


大学入試だって、もちろんそうですよ。


習ってきたことをどれだけ記憶にとどめておくことができるか。


時間が経てば消えていくことは前提の上で、いかに大事なことを押さえて、いかに大切なことを忘れないでおくか。


まあ、単純に言えば、ちゃんと勉強しておけ!ってことですけどね。


それは目の前のテストをこなすだけが目的ではないのだと理解しておいて欲しいと思います。

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