【竜操教室 塾長日記】入試では、簡単な問題ほど焦りは禁物ですよ。
うちの塾では、学年もバラバラ、科目もバラバラに一度に指導しているので、実は頭の切り替えが結構大変。
さらに自習している生徒たちはそれぞれが自分の好きな教材を勉強してますから、それを突然質問されると答に窮する場面がたまにあります。
昨日もそう。
中3生に過去問の図形の面積比の問題を突然聞かれて、
あ~、こんなん楽勝やん!
と言いつつ解説を始めると、なぜだか肝になるべき比が見つからない。
他にも質問をしたい生徒を抱えながらなので、できるだけ短時間で解説をしなければ・・・とか。
こんな簡単な問題、すっと解けないと威厳が保てないじゃん・・・とか。
焦れば焦るほど、正解が見つかりません。
もちろん以前に解いたことのある問題。
なのに、答が思いつかないのです。
言い訳をさせてもらうと、だいたい入試問題で質問があるのは、その大問の中の最後の方の問題。
センター試験の模試でも、突然大問の最後の問題を聞かれても、そこまでたどり着くのが結構大変。
問題の最初から解けば簡単に思いつく解法でも、途中から急に解き始めて、そこに焦りの気持ちが加わると、考えても考えても解法が出てこない泥沼にはまることがあります。
まあ、プロの指導者として、そんなことではいけないのですが。
というわけで、昨日はずいぶんと変な汗をかくことになってしまいました。
まだまだ、精進が足りません。
ところで、
入試でも、簡単そうに見える問題がなかなか解けないときほど焦るものはありません。
焦れば焦るほど、さらに泥沼にはまって時間だけが過ぎていくことになりかねないので、そういうときはちょっと別の問題を解いてみるなど、いったん気持ちをリセットすることが大事です。
焦っちゃダメですよ。
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