【竜操教室 塾長日記】先生は解かなくたって、もう充分鍛えられてるんですよ。
教科書の練習問題って、まさに生徒が練習するためにある問題です。
それをすべて指導側が解説して教えていたのでは、生徒が練習する機会が減って、結局生徒の能力向上にはつながりません。
導入は教えてもらうとしても、あとは教わる側が自分で鍛錬してもらわないとどうしようもないのですよ。
授業を通して、一番問題を解いているのが教えている先生だったというのは笑い話にもなりません。
部活動で考えてみてください。
コーチが筋トレのやり方を説明し指導するとして、その後実際に筋トレをするのはもちろん教わる選手側でしょう?
コーチはもう十分鍛えられているのだから、今さら筋トレする必要は無いし、さらに、筋トレの手本を見せているコーチを横目に、選手の方がボケっとしていたり休んでいたら意味がありません。
お前がやるんだよ!って怒られるに決まってるでしょ。
でも、数学の授業ではこの意味の無い状況に陥っていることがよくあります。
練習問題やその例題を授業で何度説明しても、それをただボケっと見ているだけか、あるいはせっせと黒板の模範解答を写しているだけ。
自分の頭では何も考えず、まったく手を動かそうとしないのだから、できるようになるはずがありません。
簡単な理屈です。
例題や基本的な問題については特に、インプットを待たずしてアウトプットしてみて、わからないところを他人に聞くということが大事。
まずはやってみるところからですよ。
まあ、できるようになろうと思ってるんだったらという前提ですけどね。
その前提が前提じゃないってところも問題なのですが・・・
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