【竜操教室 塾長日記】手が止まって、思考も止まって・・・

問題を解くときには、やはりスピードって大事ですよ。


わからない問題があったとき、それをじっくり考えることも確かに大事ですが、それは問題の種類と自分の実力のバランスによって変わってきます。


まったく手が出ない問題や、何からやればいいのか方針が立たない問題。


暗記をしていないとどうしようもない問題。


そういう問題と出会った時には、いくらじっくり考えても、前に進むことができません。


なんでもかんでもじっくり考えれば良いというわけではないでしょう?


だらだら時間だけが経っていくことになります。


もしもそういう問題に出会ったら、躊躇せずに答と解説を確認するべきです。


さらに、それでもよく意味がわからなければ、すぐに誰かに質問するということも必要です。


世の中では、「答の無い問題にどう立ち向かうかが大切だ」「できるだけ自分の知識で考えることが必要だ」などと言う声も聞こえてきますが、そもそもどう立ち向かうかを考えることができるのは、答がある問題をどれだけ解けるようになっているかという経験の積み重ねがあるからです。


何の知識も経験も無いのに、初見の問題に取り組むというのは無謀以外の何物でもありません。


いやいや、そもそもそんな大きな話をしているのではないのです。


普段、学校の勉強をしていて、どうしようもない問題に出くわしたら、すぐに答や解き方を確認したうえでもう一度解きなおすという、勉強におけるごく基本の小さな話をしているのです。


解きなおすというのが大前提ですよ。


そこまでの判断のスピードを上げていくことが何より必要なのです。


わかります???

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