【竜操教室 塾長日記】どこを間違えたのか、解けるようになったのか
ワークを解いていて間違いを見つけたとき、どうしてますか?
赤でバツを入れて、そこから解答を赤で写す人が多いと思うのですが、そもそも、なぜ答を写さないといけないのでしょう?
「そう指示されているから」
理由がそれ以上でもそれ以下でもない生徒、まだまだ多いです。
答を写しているときに、「この問題、どこが間違っていたのかわかる?」って聞いたり、「もう1回解いたら解けますか?」って聞いたりしたときのリアクションでよくわかります。
何も考えていない生徒は、どこを間違っていたのかを答えることができません。
どこを間違っていたのかを答えられないのだから、もう1回解いたときに解けるかどうかの自信だってあるはずがありません。
これって、小学校の時の毎日の宿題で習慣になっているので、そのことがおかしいという意識もまったくありません。
解けるか解けないか、ではなくて、丸付けをして終わらせたかどうかにしか興味が無いのです。
宿題できた?と聞かれて、できました!と答えたとしても、それは丸付けを終わらせただけであって、解けるようになった!ということではないのです。
宿題は、自力で解けるようになって初めて「できた!」となるはず。
そう意識を変えていかないと、せっかく毎日宿題をやっているのに、ダメダメな習慣が身に付いてしまいますよ。
中学生になっちゃったら、そこから治すのはとても大変ですからね。
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