【竜操教室 塾長日記】計算は面倒なもの。だからどうするの?
15000×42000を計算しなさい!と言われて、ひっ算が0だらけになる生徒がたくさんいます。
小学生だけの話じゃないですよ。
中学生でも、この0を省いて計算する方法を教えてもらっていないのか、それとも教えてもらったことを忘れているのか。
同様に、0のたくさんついたわり算も0をすべて計算に入れないと計算できません。
極端な話で言うと、ただ100をかけたり1000で割ったりするのにも、一度ひっ算を書かないと計算できないのです。
毎回ノートが0でいっぱいになってしまうこの計算方法を、「面倒だな」と思わないんでしょうか。
というか・・・、0のついた計算式だけの話じゃないですが、学校で習った解き方では解けるけど、そこから一歩前に進めないという生徒が多いように思います。
計算なんて、同じパターンで解くルールを見つけて、それに当てはめるだけです。
そして、今よりももっと簡単に解ける方法やルール(例えば0を考えずに計算してあとで桁を併せるとか)を見つけたらそっちに切り替えていき、さらに楽をする方法が無いかどうかを考える続けることが大切なんですよ。
だって、計算なんてものすごく面倒なものだから。
ところがそういう話をすると、「自分は計算が苦手ですから仕方ありません。」なんて言う生徒も多いわけで。
苦手だからこそ、面倒な計算問題を楽して解く方法やルールに頼るべきとは思わないんでしょうか。
そういう考えが無いから、面倒なものはずっと面倒であり続けることになるのだと思いますけどね。
おそらく、小学校の算数の段階から、そういう発想をしてこなかったんだろうと思います。
だって計算なんて、算数なんて、どうせ面倒なものなんでしょ?という一種のあきらめがそこにあります。
そうなると、より楽な方法やルールを教えられても、それを取り入れようという意識もなくなってしまうのでしょうか。
結局その意識の部分が、数学をできるできないの分岐点に繋がっているような気がします。
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