【竜操教室 塾長日記】イノベーションはセオリーを疑うところから始まるもの。

テスト勉強のためにワークの問題の解き直しをするのに、ノートに問題をわざわざ写して、それから答を書いている生徒が居ます。


それって必要? 効率悪くない?


一応、そう注意はしますが、それに対して生徒から、


わたし、この方がよく覚えられるんです!


と言い切られてしまうと、それ以上は特に何も言えないんですよ。


そこを敢えて、


そんなの無駄だからすぐにやめて、先生の言う通りにやりなさい!


と言うことは、塾長はしません。


勉強のやり方についてアドバイスはしますけど、そこに強制は無いのです。


なぜなら、確率論としての成功のためのセオリーは存在していたとしても、それが絶対的な答ではないからです。


ビジネスの世界では、よくイノベーションを起こせ!みたいなことが言われます。


要するに、既存の考え方から脱却して新しい物の見方、別の考え方を常に考えて、最善の策を模索するように言われるわけです。


そして成功者が皆、従来の成功のセオリーを踏襲しているわけではありません。


むしろ、従来のセオリーを打破したところに大きな成功があることも多いわけで・・・。


だから勉強に関しても、セオリーを教えることはしますが、強制するだけの根拠は無いのですよ。


本人の強い意志と信念があれば、セオリーを無視しても、望外の結果が出る可能性は否定できません。


だから、塾長の仕事は強制ではなくアドバイスにとどめるべきと思っています。


とは言っても、意志も信念も無い多くの生徒には、言う通りに従ってもらいますけどね。


その方が結果の出る確率が高いですから。


もっと自分の意志と信念を持って自学に取り組める生徒が増えてくれるとうれしいのですが・・・

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