【竜操教室 塾長日記】展開の乗法公式なんて要らないよ~

中3の数学の最初は式の展開。


分配法則での展開を習ったあとに乗法公式を教えられるんですけれど・・・


必要ありますか?


なんか、「絶対必要です」派の人たちがいるようで、それがもし授業担当の先生だったりするとかなり悲惨なんですよね。


結局のところ、式の展開をするのに途中式をどう書くかってところが問題なのですが、慣れてきたら途中式なんて書きませんからね。


分配法則の書き方をするか、乗法公式の書き方をするかなんてまったく意味がありません。


公式を使えば一瞬で解けるようになる!とか、因数分解で必要になる!とか、そんなこと全然関係ないでしょ。


こんなもん慣れの問題ですからね~


特に、数学的な余裕が無い生徒は分配の一択だけで十分ですよ。


まずはどんな式の形でも展開できることが最優先。


それぞれ分配法則でスムーズに展開できるようになったとき、もちろん途中式なんて省略してるはずですが、そのときこそ乗法公式が自然と身に付いた瞬間なのですよ。


どっちが先かなんてどーでも良いことです。


無理やり乗法公式の途中式にあてはめた途中式を書かされて撃沈していく生徒たちを見るたびに毎年そう思います。


今年はそんな先生で無いことを祈りたいと思います。

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