【竜操教室 塾長日記】塾で学校の宿題をやってもらう意味とは
新規入塾の生徒に学校のワークを見せてもらうことが多いのですが・・・
頑張って解けるようになって欲しい問題なのに、それが答の丸写しになっているのをとてもよく目にします。
簡単に解けそうなところはちゃんと自分でやっているのですが、ちょっと難しめだったり、ちょっと説明が必要なところだったり、ちょっと問題文が長かったりすると、ただ赤ペンで答を丸写ししてそのままです。
これ、もう1回やったら解ける?と聞くと、無理!って言います。
これではワークの学習をする意味が無いのです。
宿題の山に追われて、とりあえずできそうなところだけやったら、あとは答を丸写しして提出する。
そういうサイクルに慣れてしまっているので、ここに何の疑問も持っていません。
提出さえされていれば学校の先生からの指摘も無いので、うちの子はちゃんと宿題をやっているのに、全然テストで点が取れないんですよね~ということになってしまいます。
ちゃんとやっているのにできないとなると、地頭の問題なのか?ってなりますよね。
実際には、ちゃんとやっているようで、ちゃんとやっていないのだから、点数が取れるはずがありません。
地頭の問題ではありません。
できないところを見つけて、解き直しをして、それでもできなければさらに答を覚えて、次に同じことを聞かれたら答えられるようにするのが「勉強をする」ということです。
わかるところだけやって、わからないところは答を写して、とにかく提出する!というのは勉強ではありません。
そこから意識を完全に変えてもらわないと、週に1時間や2時間塾に居たからと言っても、何にも変わりませんから。
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