【竜操教室 塾長日記】ICT?いや、15年前から使ってますけど・・・
さっきも、教育業界大手の学〇さんから営業の電話がありまして・・・
要するに、良いICT教材ができたので使ってみませんか?という話。
忙しいのですぐ切りました。
営業ならタイミングを考えろって感じですけれど。
ICT教材という緩いくくりで言えば、セルモだってそのひとつなんですが、15年も塾や学校で教えてきた経験から言うと、そもそも、勉強はひとつの「道具」(教材)でなんとかなるものではないってことですよ。
技術発展が目覚ましいここ数年で、塾長も雨後の筍のように出てくるたくさんのICT教材を見てきましたが、どれもこれも教材としてはほんとに素晴らしいものが多かったと思います。
大手の塾さんでも、導入しているところが増えてきた印象です。
おそらく学〇さんの教材もなかなか良いものなのでしょう。
でもですね・・・
いくら素晴らしい教材であったとしても、それを使って生徒の能力を上げられるかどうかは、やってみるまでわからないものです。
生徒によるし、モチベーションによるし、タイミングによるし、科目によるし、単元によるし、教え方にもよるし、かけられる時間にもよるし・・・etc
ぴったりはまるかもしれないけれど、全然はまらないかもしれない。
そういうところは、教材と言えば参考書とか問題集しか無かった昔となんにも変わっていないのです。
メニューのバリエーションは多い方が良いけれど、いくら良い教材でも、ただ与えておけばなんとかなるというものではありません。
ICTを活用して、授業の代替はできたとしても、コーチングの代替まではまだまだと思います。
使うのは人なので。
何を使うかよりも、誰がどういう風に教えるかの方が大事な時代は、まだまだ続きますよ。
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