【竜操教室 塾長日記】面接は選考には必要無くても、本人には必要と思います。
高校入試の面接でも作文でもそうですが、準備をする上で大事なことは自分の人生についてしっかり考えることです。
中学校までにはどんなことを頑張ってきたのか。
どんなことが上手くいかなかったのか。
新しい高校生活ではどんなことを頑張りたいのか。
そして、それは将来のあるべき自分にどのようにつながっているのか。
今まで、自分で自分自身の人生について見つめ直すことは無かったはずです。
面接や作文はそれをする良い機会なのです。
さらに、時事問題を意識したり、「読書」に対する自分のスタンスを理解したり、敬語を中心に正しい言葉遣いを理解することも大切ですし、あるいは身だしなみや制服の着こなしについて世間的な標準を理解して、あるべき姿にこの時点で一度リセットすることもとても大切なこと。
面接や作文が大きく合否に影響することはありません(それだけの差はつきにくいです)し、そもそも評定で受ける前から勝負がついている場合も多いですが、そうだとしても、このような点において、入試で面接や作文を課すことは、中学生にとって大変貴重な機会として絶対に無くてはならないと思います。
入試を実施する高校側には負担が大きいとは思いますが、省力化や効率化という名のもとに消えていく流れにはならないで欲しいと思います。
0コメント