【竜操教室 塾長日記】わざわざ借金してから返すのはしんどいですよ。
定期テストで間違いがあると、その間違い直しという宿題が出ます。
たくさん間違えば、当然たくさん直さないといけないので大変です。
間違えていなければ、直さなくて良いんですけどね。
また、定期テストに向けてワークなどの課題が出されます。
今までに習ったところが範囲なので、課題の指示がなくても前もってやっておけば、今やらなくて済むんですけどね。
要するに、どうせ同じ量の勉強をするならば、先にやる方が楽だし効率的だということです。
月に30万円の稼ぎがある一方で、生活費が30万円かかる人が居るとします。
トントンだから、生活していくのに問題は無いはずですが、もし月給がもらえるのが月末で、貯金がまったくないとしたらどうなります?
まず、借金をしないと月給をもらうまでの生活費がありません。
30万円借金をしてから、月給をもらって返済する、の繰り返しです。
一方で、最初から30万円の貯金があったらどうですか?
同じように30万円を稼いで、同じように生活費に30万円使うとしても、借金はまったく必要ないはずです。
どっちが生活が楽だと思います?
借金ができてからそれを返済するために稼ぐのと、稼いで溜まったお金からそれを使うのとは、同じ仕事で同じ稼ぎ、同じ生活費でも全然生活の苦しさ、心の余裕が違うのです。
勉強で言うと、借金というのは言われてする勉強です。
返さないと怒られるから嫌々でもやるだけです。
そのうち、30万円を稼ぐ力があるのに、借金を返す分だけしか働かなくなりますよ。
だって、お金を稼ぐ主目的が、生活費を稼ぐよりも借金返済になってしまいますから。
つまり、借金生活を続けているうちに、言われたことだけしかやらないし、指示されるまでやらなくなるのが当たり前になってしまうのです。
怒られるから勉強するだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
いったい、何のために勉強しているんだか、わからなくなってしまいます。
どうせ同じだけやるのなら、言われる前にやる方が何倍も楽だし効率的、心に余裕もできます。
その余裕が、さらなる余裕を生んで、好循環につながるんですけどね。
宿題やテスト直しに追われている生徒を見ると、君たち、将来お金で苦労しないようにしなよ!と本当に思うのでした。
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