【竜操教室 塾長日記】やっぱり、それはそうなるでしょ。

３年生は学年評定が決定し、それによって私立高校の受験校も決定しました。

最近の岡山の私立では、評定だけでテストも受けずに合格を確約するというとんでもない入試制度が主流になってきているせいで、進路指導においてはいろいろな面で弊害が出てきていると思います。

当然、当日のテストの点数によって合否が決まるような通常の入試を極力避ける傾向にあるのは仕方がないとして・・・

学校の先生までもが、評定が届いていなければその学校を極力受けさせないように誘導しているのはちょっとどうかと思います。

受験生も保護者もこの時期は不安でいっぱいです。

それを煽って売上に結びつけるのが仕事の学習塾はまだしも、学校の先生までがその不安に付け込んで、テストを受けても充分合格の可能性が高い第一志望をあきらめさせて、評定だけで合格が確約される第二志望以下を受けさせようとするのは気に入りません。

「とにかく滑り止めを確実に確保する」それは実は担任である自分がまず安心したいため、というのが最優先になっていて、そこが本人の希望の学校なのかどうかは二の次になってませんか？

もう一度言いますが、受験生も保護者もこの時期は不安でいっぱいなんです。

学校の先生や塾の先生の一言一言が進路を選定する過程で重大な影響を与えます。

テストを受けても絶対に不合格になるレベルならまだしも、合格可能性がある学校を全面否定するような進路指導は止めて欲しいと思います。

ただ、そうなる原因は、もとをたどれば岡山の各私立高校の安易な入試制度導入にあるんですけどね。

そっちも、もうちょっとまともに考えてくれないかなと思います。