【竜操教室 塾長日記】暗記する地道な努力からは逃げられない。

中学生で英語が苦手なんですよ~って人はほとんどの場合単語を知りません。


教科書に出てくる単語、授業で習った単語、すべて100%完璧に覚えておかなければいけないということではありませんが、絶対に覚えておかないとお話にならない単語もいくつもあります。


例えば、名詞だったら曜日とか月の名前、数字、主な教科の名前、主な国の名前などなど。


人称代名詞はもちろん、疑問詞だって、前置詞だって、動詞や形容詞、副詞も、授業で出てきた単語は、意味がわかるだけでなくて、綴りで書けないとどうしようもないです。


そう言うと、


なんだ結局全部じゃん!


ってことになるんですが、まあ、簡単に言うと全部なんですよ。


習った単語は全部覚える(努力をする)。


これ、英語学習の基本中の基本です。


英語の問題が難しい!と言いますが、中学生レベルにおいて「難しい」問題はほぼ存在しません。


難しいわけではなくて、知っているか知らないか。


その言葉の意味を覚えているか覚えていないか。


その単語や熟語を書けるか書けないか。


経験上、中学生で、単語はめちゃくちゃ覚えているのに、文法がよくわかりませんという人はほとんどいません。


テストで、長文が難しかったよ~と言うので訳させてみると、1行読む間に知らない単語ばかりが続くのですから、そりゃ難しいわけです。


これは、理科や社会などの暗記教科にも言えることなのですが、それらの教科が苦手な生徒に限って、暗記しようという努力をほとんどしていません。


英語に関して言えば、普通に授業を受けて、普通に宿題をやっていれば、単語はいつの間にか覚えられるようになると思っているのです。


そんなことは絶対にありません!


自分の好きなものや興味のあるものだったり、興味は無くても毎日必要なものなら意識しなくてもいつの間にか覚えちゃうでしょうけど、そうでもなければ、暗記する意思と努力が無い限り暗記できるはずがありません。


ところが、この暗記という作業をちゃんとやったことが無いという生徒が結構多いのです。


やったことが無いから、いざ暗記するとなると、めちゃくちゃ時間がかかる上に全然覚えられないです。


単語が覚えられないということは、英文を覚えるのにはさらに時間がかかるのは当たり前。


慣れてないから時間もかかるし、面倒だし、全然覚えられないし・・・だからやらないという悪循環。


地道な作業なんですよ、暗記って。


まずそれを耐えられるようにならなければ、勉強は始まらないのですよ。


そこからですね。

0コメント

  • 1000 / 1000