【竜操教室 塾長日記】SNSの威力は諸刃の剣

昨日、お休みだった市内の中高生たちが、SNSで呼びかけをして集まった有志数十人で百間川のゴミ拾いをしていたらしいです。


凄いな、若者たち。


あくまでSNSで拾った情報なので実際に見たわけではありませんが、おそらくデマではないでしょう。


彼ら若者たちの行動力もさることながら、こうした非常時におけるSNSの力の凄さも感じます。


ただ、残念ながらSNSにあふれる情報は、リツイートやフォロー、シェアばかりで発信者情報もわからず真偽も定かでないものが多く、それを読み手が判断しなければいけないというところに難しさを感じます。


熊本地震の時にも、ライオンが逃げた!というデマが広がったというニュースがありました。


外から客観的に見ている人からすれば、「そんなわけないやろっ!」っていったんツッコミが入ってから落ち着いて真偽の判断に移るような内容でも、当事者たちの中ではストレートに広まってしまいます。


今回だって、もういくつかのデマが大々的に広まったじゃないですか。


良かれと思って拡散に手を貸している人も多いと思うのですが、自治体や公的機関からの信頼性のある情報だけでなく、それらとほとんど同じレベルでゴシップ的な情報までただ垂れ流すのだけは止めて欲しいと思います。


芸能人の実家の様子とか、今、要ります?


「拡散希望!」って書いてあったら、もう完全にチェーンメール状態だし。


ぽちっとするのはとても簡単なのに、その影響力は計り知れないものになる可能性があります。


だからこそ、ぽちっとする前に、自分は何のため、誰のためにこの情報を拡散しようとしているのか、熟考をして欲しいのです。


本当に必要な情報が、本当に必要な人のところに的確に伝わるように、特に当事者ではないただの傍観者が、たとえ善意であっても、何も考えることなしにぽちっぽちっとしまくるのだけは、本当に止めときましょう。

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