【竜操教室 塾長日記】逆算をしないと、努力の積み上げだけでは目標は達成できない。

期末テストの範囲発表がされました。


まず、とにかく最優先で終わらせないといけないのが提出課題ですが、生徒任せにしておくとこれがなかなか終わりません。


別に、真面目にやっていないというわけではないのです。


課題をできるだけ早く終わらせないといけないということは理解していますし、毎日真面目にコツコツとこなしているつもりなのですが、なぜか終わらない。


その理由は、多くの生徒が、目標に向けた逆算をすることができないからです。


目の前にあるものを真面目にコツコツやっていれば良いというわけではないのです。


物事には納期というものがあります。


定期テストで言えば、課題を何日までに終わらせるかという目標です。


できるだけ早く・・・


などという抽象的な目標設定の中でただ闇雲に課題をこなしていても終わるはずがありません。


テストの3日前までにはとか、週末までにはとか、具体的な終了日を決めなければいけないのです。


もちろんそれは、テスト前に見直しや解き直しに何時間かけようと思っているのか、ということから逆算します。


具体的な終了日が設定されれば、そこまでに残された時間を日々にどのように配分していくのかを逆算していき、その結果として、今日、今、何をどれだけ終わらせるのかということがはっきりするのです。


それがはっきりしていないから、多くの生徒は、疲れたから今日はもう終わりにしようとか、十分勉強したから残りは明日にしようとか、感覚的な満足感のみで、今日やらないといけないことを簡単に先送りしてしまうことになるのです。


勉強を頑張ろう!とか、頑張りなさい!とか、よく聞く言葉ですが、まったく具体的でない努力を積み上げていったとしても目標に届くかどうかはわかりません。


努力はただ積み上げていけばなんとかなるものではなく、目標設定からの逆算の結果を確実にこなしていくために投入されるべきものなのです。


テストで点数を取ろうと思うと、ワークは3回通り以上は解き直しが必要で、そのためにはワークを3日前には終わらせていないといけなくて、ということは範囲発表があってからやり始めたら間に合わないから、前もってやっておこう!


今日はこんなに頑張ったけど、まだやらないといけないところまで終わっていないから、もう少しだけ頑張ろう!


そうやって具体的な日々の行動につながるところまで逆算して考えることができるように指導していかなければと思います。

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