【竜操教室 塾長日記】生徒のやりたい気持ちをできるだけ
中3にもなると、普段の授業進度に沿った課題プリントやワークに加えて、入試対策用の復習のための問題集も並行して宿題に出るというのが普通です。
今はまだ部活動も最後の大会に向けて必死に取り組む時期。
さらに言えば、修学旅行や運動会などの行事も1学期にまとめているところが多く、要するに大変なんです。
自分が生徒の立場だったら、ちょっと待ってくれ!と言いたいところですよ。
そこに加えて、普通の塾に通っていたら、塾の授業もあればそれに伴った課題も出されるわけですから、処理能力の限界を超えている生徒もたくさん居ることは容易に予測できます。
結局、どこかにそのしわ寄せがいくことになるのです。
来週が自己診断テストだから、そのための対策の勉強をしようと本人がいくら思っても、自分のために使える時間はほとんどありません。
学校の先生も、そしてうちのような塾の先生も、それぞれがやって欲しいことをやらせますし、それはテスト前になればなおさらのこと。
やれ!と言われたことだけやるので精一杯。
それも、声の大きい先生、怖い大人、従わないと面倒な人の指示を優先して、作業として片付けていくだけの日々になるのも当たり前でしょう?と塾長は思います。
そういう状況がながく続くことで、結局は自分からは何も出来ない指示待ちの生徒を育ててしまうことになっているのは明らかです。
無理やりやらせたからと言って、それが本人にとって良い方向に進むことはありません。
だからこそ、塾の限られた時間の中だけでも、今はこれをやりたい! ここがわからないので教えて欲しい! そういう本人の意志をできるだけ優先してあげたいと塾長は思います。
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