【竜操教室 塾長日記】自律的な勉強が根底にあるべき

うちの塾では、何を勉強するかを最終的に決めるのは生徒です。


時間と場所だけ与えて、自由に勉強してください!って言われたときに、いったい何をどんな風に勉強するのか・・・が大事なのです。


あれやって!とか、これやって!とか、あるいは、これはやらないで!という指示にただ従っているだけでは、指示が無かったときにどうするのかがまったくわかりません。


学校と塾意外の自分の勉強時間まで、言われたことしかできない、言われないことはできないというのでは、いつまで経っても自律的な学習にはならないのです。


自分の勉強ですから、自分で何をするべきか、どうやるべきかを考える意志が必要です。


ところが、小さい頃から言われたことを素直にやっているだけの勉強に慣らされてしまうと、言われるまで何もやらない、何も考えられないというのが当たり前になってしまいます。


当たり前というのは、それがおかしいと思わなくなるということです。


言われたことだけでもやっているうちはまだいいですけれど、言われたことに反抗してそれをやらなくなったとき、どうなります?


自分で自由に自分の行動を決められるときに、どんな行動をとることができるのかが大切なのです。


一から十まで口うるさく指示しても、それをいつまでも続けることはできません。


良い方向に促していくことは指導者側の義務ですが、あくまで最終決定は本人がすべきものです。


勉強が「無理やりやらされているもの」である限り、効果は限定的なものだと塾長は思います。

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