【竜操教室 塾長日記】全国学力テストの割合の問題ですけれど・・・
昨日、全国学力テストが実施されました。
毎年、塾長が特に注目しているのは、小学生の割合に関する問題です。
今年の問題文は以下の通りです。
問 割合が30%になるものを次の中から2つ選びなさい。
ア 100人をもとにした0.3人の割合
イ 100人をもとにした3人の割合ウ 100人をもとにした30人の割合
エ 10人をもとにした3人の割合
オ 30人をもとにした1人の割合
こんなレベルの問題を、それもたった1問だけ。
これの全国平均の正答率は、いったいどの程度になると思いますか?
おそらく全体の半分くらいですかね。
毎年毎年、割合の問題はごく易しい問題が出題されているにも関わらず、それを半分くらいの児童しか正解できないというのが続いています。
指導をしていても、肌感覚として「割合」は多くの児童生徒に理解されていません。
正直、三角形の面積なんて大人になったら使うことはありませんが、「割合」は日常的に使うものです。
仕事でも使うし、ニュースでも目にするし、お金の計算でもとても重要な知識のはず。
なぜ、小学校の時にちゃんと教えておかないのか、いや、教えてはいるけど、なぜ徹底しないままなのか、といつも思います。
毎年毎年ひどい正答率なのに、そのまま放置。
いや、それどころか問題そのものがだんだんと適当になってる気もしますし。
「割合」を教えるのはもう諦めたってことでいいんでしょうか。
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