【竜操教室 塾長日記】問題の解き方を教えるよりも・・・
昨日からの続きですが・・・
成績が上がる生徒って、「どうやったら成績があがるだろうか」って本気で考えている生徒だと思います。
間違えたら、なんで間違えたのかを考えるし、どうやったら解けるようになるのかを考えるし、そのために時間をかけるし、目的が「成績をあげるため」ってはっきりしていれば、結果も必ずついてくるものです。
ところが、やれって言われたから嫌々やっているだけだったり、嫌々ではないけれど目的が何だったか見失っていたり、そういう生徒は結果にも無頓着で、単に「悪かった」「できなかった」と思うだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
返却された答案を見て、なぜできていないのかを真剣に考える意欲がまずありません。
問題集を解いていても、間違った問題やできなかった問題をそのままスルーしてしまいます。
そんな状態で勉強をしていても何の結果も出ないのは当たり前なのですが、まずいのは、本人はそんな状態でも勉強している気になっているというところです。
やれと言われた作業をただこなしているだけなのに、です。
勉強している(つもり)なのに結果が出ないから、自分はやってもダメだって思い込む。
どうせやってもダメだからという言い訳をもとに、そのうち、言われたことのみを、叱られないレベルでこなすだけになっているのです。
さらに、その状態で何年も経っているので、それがおかしいとちっとも思わないというところも問題です。
問題の解き方を教えるより前にその意識を変えていかなければ、いくら教えたって何も変わらないのですよ。
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