【竜操教室 塾長日記】知識として頭の中にため込むのはもう終わり???
同じ中学の同じ学年の生徒が多数居ると、学校の様子がある程度わかります。
どこまで進んでいるのかとか、どんな課題が出ているのかとか、テストには何が出されそうなのかとかです。
でも、結構重要な情報を皆が知らないか、はっきりしないということがよくあります。
例えば、提出物の範囲とか期日とか、テスト範囲とか、テストのスケジュールとか。
おそらく学校の先生が口頭で伝えたはずの内容なのに、誰に聞いても曖昧ではっきりしません。
必要になったらLINEで誰かに聞けばいいや、って感じで、ちゃんと聞いてないんじゃないかと思います。
学校の授業内容も、右から左で、テスト前に復習すればいいや、って感じなんだろうなぁ。
で、困ったらLINEで誰かに聞く。
それが頼りになる友達ならまだ良いのですが、聞いてる相手もちゃんと聞いてないので、未確認の情報がどんどん拡散されて、それに振り回されている生徒をよく見ます。
学校でもらったはずのプリントも全然そろってなくて、それでも全然平気。
だって、LINEで必要なときに送ってもらえばいいって思ってるからです。
知識を自分の頭の中に溜めておこうというよりも、困ったときにその場で聞いたりその場で調べたりした方が楽だっていう風に世の中が変わってきているのを実感します。
ほら、あれですよ。
昔って、友人の家の電話番号とか、よくかける場所の電話番号とか、覚えてましたもんね。
今となってはすべてスマホが覚えているので、家族の番号すらすぐには言えません。
そんな感じで機械を頼り始めたら、そりゃ、世の中すべてそうなりますよ。
でも・・・残念ながら学校のテストや入試はまだまだしばらく頭の中の知識量勝負なんですけどね。
このギャップ、どうすれば指導すれば良いのやら・・・
0コメント