【竜操教室 塾長日記】GWだからと言って
長いお休みをいただき、リフレッシュできました。
今日から塾でも通常通りの授業が再開です。
中学や高校ではGW中の課題ということで、普段よりもさらに大量の課題が各教科から出されていました。
GWだから、休みも多いから、時間もたくさんあって、このくらいは勉強できるでしょ?
そういう流れで当然のように出されますけどね。
ほとんどの場合、各教科間の連携は取れておらず、さらに部活動の時間も考慮されておらず、さらには家庭の事情も無視ですよね。
先生たちだって、自分はたまのお休みだからと家族サービスのつもりでお出かけをしたり、あるいは部活動の遠征に時間を充てたりして、そういう時間だってGWの大切な時間のうちでしょ?
実は長期休暇と言えども、個々の生徒たちを見ると普段より時間が無かったりするわけですよ。
GWの長期連休だし、普通科だからこれぐらいの勉強量は当然とか、受験生だからこのくらい当たり前だとか、ものすごく感覚的なものだけで課題が出されているような気がしてなりません。
保護者も、とにかく宿題さえ出ていれば安心するところがあるので、課題が多かったからと言って文句は少ないでしょうし。
気が付くとたかだか3連休や4連休なのに、GW長期休暇という名のもとで、全体でみると何週分もの課題量が一度に出されていてパンクしていたということが現実に起きています。
そこまでいかなくとも、結局、やっつけでただ終わらせるだけになってませんか?
本当は、特に受験生であればこそ個人個人が今それぞれやらなければいけない勉強があるはずで、学校が休みの時ぐらい自分のやりたい勉強に時間を裂けるようにしてあげるのが親心というものではないかと思いますけどね。
もちろんある程度の強制力は必要でしょうが、なんでもかんでも強制していたのでは自立心は養えません。
無理やりやらされている勉強では、本当の力はつかないのです。
だからと言って・・・
何にも強制しないと本当に何にもしない奴らが多いのもまた事実なので、教えるべきは、何にも強制されなくとも必要なことは自分で考えて自分で実行できる意識の部分でしょう。
やれって言われてちゃんとやれないのも大問題ですが、やれって言われたことしかできないのもまたそれはそれで問題なのです。
難しい話です。
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