【竜操教室 塾長日記】不安だったら余計に必要無いものですよ。

中学3年生になると、外部模試を受けた方がいいですか~?というご相談、よく受けます。


受けたかったら受けたら良いと思いますが、結果は覚悟してくださいねってことだけです。


まず第一に、毎年毎年、その外部模試を受ける層が違います。


その学年全体のレベルも違うかもしれないし、模試を受けてみようという生徒の属性も毎回変わるでしょう。


人数もさほど多く受けるわけでもなく、それに、特に公立高校はその年の倍率によって合格ラインは大きく変化するわけなので、そんな中で正確な志望校判定なんてできるはずが無いのです。


模試を主催している塾にとって模試は、「こんな判定結果では志望校に合格できませんよ。だからうちに入塾して頑張ってくださいね」という営業ツールでしかありません。


当然、判定は厳しめに出ます。


だって、営業ツールですから、テストを受けたあとで自分の学力に不安を持ってもらわないと意味が無いからです。


不安だから模試を受けるのに、受けたことによってさらに不安にさせられるという・・・


そうしたいろいろな事情を理解した上で、それでも経験を積みたいというのであればどうぞってだけのことです。


そんな、毎回属性の違う少人数のテストを受けなくとも、学校で受ける定期テストと自己診断テストの結果を見た方が、100倍自分の位置をつかむことができます。


学校全体で受験するのだから、属性は毎回ほとんど変わりません。


出来る子も出来ない子も、ほぼ全員が毎回必ず受験してくれるわけですから、その中での位置を毎回確認できれば、これほど信頼できるツールは無いのです。


不安なところに付け込んで・・・というのは営業の常とう手段ですから、ご注意ください。

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